バレンタインデーにチョコレートを贈るのは日本の定番。
しかし世界を見るといろいろなスタイルがあるようです。
八王子市在住の外国人の方に自国のバレンタイン事情を聞きました。
(取材協力:NPO法人八王子国際協会)

ドイツ連邦共和国
ユリアン・シュミットさん

バレンタインの習慣はまだ新しく、バレンタインを祝っているのは新しい地域がメイン。
古い地域は特に祝っていません。
日本のように義理チョコの習慣はなく、女の人から男の人への愛の告白でもありません。
誕生日と同じように、夫婦やカップルの多くは男性が女性のパートナーへ感謝を伝えるためにプレゼントをします。
赤いバラの花束にチョコレートボックスを付けたりして。
ブラジル連邦共和国
力石マルシアさん
八王子在住歴3年

ブラジルには2月14日のバレンタインデーはありませんが、6月12日に恋人の日があります。
その日には、日本と違って、女性が男性にチョコレートをあげるのではなく、恋人同士やカップルはプレゼントを交換します。
プレゼントはチョコレートに限らず、相手が喜ぶことをしてあげることも多いです。
例えば、手紙や詩を書いたり、特別な場所に2人で行ったり、ご飯を作ってあげたり、ミュージシャンなら、曲を作ってあげたりします。
その日にプロポーズする人や結婚するカップルもいます
中華人民共和国
岡本 麗さん
八王子在住歴20年

中国にいたときは、バレンタインはありませんでした。
今は「情人節」として、祝っているようです。
中国では、2月14日の「情人節」と旧暦の7月7日「七夕の節句」(新暦の8月頃)を恋人の日として祝い、男性が恋人にバラやチョコレート、アクセサリーなどをプレゼントします。
男性からがほとんどで、女性からはプレゼントしません。
また、バラを贈ることがありますが、あげる本数で意味が違います。
1本だと一目ぼれ。
2本だと2人だけの世界。
108本だと「結婚しよう」という意味になります。