とうふちくわ

とうふちくわは、白身魚と豆腐を練り合わせ蒸した鳥取県の特産物。
一般的なちくわよりも柔らかく、一口食べると大豆の香りがふわっと広がり、かむごとに魚の旨味が味わえるのが特徴です。
豆腐でも、ちくわでもない〝とうふちくわ〞は、独自の食文化として地元で定着しています。
誕生したのは江戸時代後期
漁港の開発が遅れ、魚は贅沢品だったことを憂いだ因幡藩藩主が「魚の代わりに豆腐を食べるように」と質素な食生活を推奨したのが始まりと言われています。
慶応元年(1865年)の創業以来、とうふちくわを製造している『ちむら』は、伝統の味を今に伝える老舗。
鳥取県産大豆100%の自家製木綿豆腐を7割、魚の白身を3割で練り上げるのがちむら流。
「素材の味が最も活きるこの割合は、創業時から155年間変わりません」と専務の千村大輔さん。
「植物性、動物性のたんぱく質を手軽に取ることができますので、筋肉をつけたい方、免疫力をアップしたい方にお勧めです。まずは、そのまま召し上がってみてください」と。
購入は、電話または同社オンラインショップで。
1本270円。