「フットゴルフ」をご存じですか。
サッカーとゴルフが融合した新スポーツで、欧米を中心に40カ国以上で楽しまれています。
その魅力とは。日本フットゴルフ協会に伺いました。

サッカーとゴルフの面白さが融合
もともとはサッカーのトレーニングや、練習後のレクリエーションとして親しまれていた「フットゴルフ」。
2009年にオランダでルール化され、国際フットゴルフ連盟が設立された2012年には、ハンガリーで第1回ワールドカップが開催されました。
「フットゴルフはサッカーとゴルフ、それぞれの面白さが融合した新しいスポーツです。
『カーボールを蹴ってゴルフをする』とイメージしていただくと、わかりやすいかもしれません」と協会理事の増山清さん。
2016年にはアルゼンチンで26カ国が参加ての第2回ワールドカップ、2018年にはモロッコで33カ国合計約500人が出場した第3回ワールドカップが開かれた注目のスポーツ。
先のアメリカでは1000コース以上、イギリスでは250コース以上でプレーできるなど、世界で急速に普及しています。
2021年日本でワールドカップ開催
日本では2014年に同協会が設立され、2017年に名門・軽井沢72ゴルフで国内初の国際大会が行われたほか、2018年からワールドカップに参加。競技人口は延べ2万人を超えました。
さらに、同協会のアンバサダーに世界的に人気のサッカー漫画『キャプテン翼』の原作者・高橋陽一さんが就任。
高橋さんは自身もプレーを楽しむほか、国内に14カ所あるフットゴルフ常設コースのひとつ・セブンハンドレッドクラブ(栃木県さくら市)のコース監修を手掛けるほどの“フットゴルフファン”。
同クラブでは新型コロナウイルスの影響で延期になった、第4回ワールドカップが来年9月開催予定。
一時中断していた、日本代表選手の選考が7月から再開しています。

高橋陽一さんが書き下ろしたフットゴルフ。監修したセブンハンドレッドクラブのコースは全36ホール。フットゴルフのだいご味が楽しめる設計になっています
道具はボールだけ!ルールはゴルフと同じ
世界各国で人気を呼んでいる「フットゴルフ」。
ルールはゴルフと同じで、サッカーボールの5号球を蹴りながら、ゴルフコースで9ホール、または18ホールをラウンドします。
「老若男女、親子三世代でプレーできるのが魅力。サッカーやゴルフの経験がなくても気軽に楽しめますよ。ゴルフ場でプレーする爽快感は格別。密になることもないので“ソーシャルディスタンススポーツ”といえるかもしれませんね」と増山さん。
ゴルフ場から新たなスポーツ文化の発信を
世界的な「フットゴルフ」の普及に取り組み、2024年のパリ五輪での正式種目化に向けて活動する同協会。
さらに「フットゴルフ」を通じた緑あふれるコミュニティ空間の創出も目指しています。
「ゴルフ場を“誰もが集える場所”にできれば。週末になると、さまざまな人たちが集まり、スポーツやカフェ、ワークショップを楽しむ。フットゴルフから、そんな新しい文化スポーツ施設の場を生み出していけたら嬉しいですね」
8月2日(日)航空公園 フットゴルフ無料体験会
「今、急速に世界に普及していると言われているフットゴルフ。世界40カ国以上でプレーされ、海外ではプロ選手やリーグも発足、2021年には日本での第4回W杯開催が決定。Withコロナの時代に密集・密閉・密接を避けられるソーシャルディスタンススポーツとしても注目を集めています。まずは航空公園でフットゴルフを体験してみてください」
【日時】8月2日午前10時から
※午後2時ごろ終了を目安に、フリーでプレーを楽しめます
【会場】所沢航空記念公園 東駐車場近く 芝生広場
※午前9時45分に東駐車場でスタッフが待機、現場まで誘導します
【費用】参加費無料