京王ほっとネットワークでは、京王ストアの生鮮品や日用品などを移動販売車に積み込み、京王線沿線(多摩市、日野市、八王子市)の40カ所以上の販売場所(公園や団地の広場など)で移動販売を行っています。

買い物困難者を支援
京王電鉄が運営する京王ほっとネットワークでは、地域住民における買い物困難者を支援する目的で、2013年11月より移動販売サービスを実施しており、順次、移動販売のエリアを拡大してきました。
少子高齢化が進む多摩ニュータウンエリアをはじめ、坂道や階段の多い地域特性や近隣商店の減少等を背景に、日常の買い物が困難な地域住民の利便性を高め、地域コミュニティーの活性化を図る目的で行われています。

生鮮品から日用品まで
取材で訪れたのは日野市平山のやと公園。
閑静な住宅街にある公園で、移動販売の案内放送が流れると地域の住民が次々と集まってきました。
雨の中、スタッフは売り場になるテントを張り、野菜や果物が入ったかごを手際よく陳列していきます。
車内には冷蔵庫、冷凍庫、陳列棚が設置され、食料品(肉、魚、牛乳、卵、米、パン、冷凍食品、アイス、菓子ほか)や日用品(シャンプー、トイレットペーパー、ごみ袋ほか)等が積み込まれています。
スーパーマーケットで販売されている商品を自宅の近くで買いそろえることができ便利です。
リクエストにも応えます
移動販売は毎週月〜金曜、1日3・4カ所を巡回しています。
売れ筋は地域によって異なりますが、野菜や果物はどのエリアでも人気。
お客さんの声を反映し、リクエストにも応じています。
利用客からは「近くにスーパーがないので助かっている」「思ったよりいろいろな品物があって便利」「自分の目で見て、手に取って商品を買えるのがよい」といった声も。
「今日は雨なので買い物が済むとさっと帰られますが、普段はお客さま同士でおしゃべりを楽しんだり、顔なじみになったりと住民同士の交流の場にもなっているようです」と担当者。
販売時間など詳細は京王ほっとネットワークのホームページで確認できます。