目 次
アートの力でつながるまち。
個性あふれるアートが迎えてくれるスポットを紹介します。
川越|あいアイ美術館(移転OPEN)
川越霞ヶ関からアウトサイダー・アート発信!7月29日まで企画展
個性あふれるアウトサイダー・アートを発信する「あいアイ美術館」が6月6日、川越市郭町から川越市的場北に移転オープンしました。
創造分野で特異な才能を秘める知的障害を持つ“小さな画伯たち”の力を開花させる活動に取り組むNPO法人あいアイが運営する美術館。
「800坪から1・2階合わせて100坪の空間に縮小するのは大変でしたが、生活を見直す機会と前向きにとらえました」と粟田千恵子館長。

7月29日までは企画展「臥龍桜軸展 桜雨展」を開催中。
最明寺(川越市小ケ谷)で開かれた自閉症・発達障害啓発週間にちなんだ展覧会を再現しました。
「作品は近づいたり、離れたり、細部や全体を見てください。霞ヶ関はアーティストの多い街。この地で初心に戻り、心のバリアフリーを深めていければ」と決意を新たにする粟田館長。

今後は2カ月に1回展示替えがあり、8月1日〜9月30日「中国農民画展」を開催。
商店街の一角から生まれるアートに期待が高まります。
あいアイ美術館
住所/埼玉県川越市的場北1の17の3(MAP)
東武東上線・霞ヶ関駅南口徒歩8分・東京国際大学並び
電話/049-277-7872
開館/木曜〜日曜・午前10時〜午後5時
入間|入間市文化創造アトリエ「アミーゴ」
集まらずにアートイベント「AMIGO!アマビエアートプロジェクト」
入間市文化創造アトリエ「アミーゴ」前に、多様なアマビエアートがずらり。
緊急事態宣言が発令されたため、急きょ「人を集めないでできるイベントを」と「AMIGO!アマビエアートプロジェクト」を企画。
疫病を追い払う魔力があるといわれる半人半魚をした妖怪「アマビエ」の絵をSNSやチラシなどを使って公募したところ、全国に反響を呼び、約20日間で189作品が集まりました。

応募者からは「自粛ムードで滅入っていた気分が作品づくりで楽しくなれた」との声も。
市内の子どもたちが持参したほか、メールやSNSでの応募も多く、中には愛知県の文化施設やアメリカ在住のアーティスト、入間市出身の漫画家や書家などからの本格的な作品も寄せられました。

作品はHPで観覧できます。
施設前では8月上旬まで展示予定。詳細は同施設へ。