ブタ好きが高じてミニブタを飼い、ブタの書籍「ミニブタぶぅたんとのトントン拍子の9年間」を出版した、八王子在住のブタ作家・入間川由里子さん。
ぶぅたんと過ごした9年間のエピソードやブタに関するミニ知識まで、大人も子どもも楽しくミニブタについて知ることができる本です。

「私は子供のころぽっちゃりした体型で、おまけに鼻の穴も大きかったので、みんなにブタちゃんと呼ばれていたんですね。
当時はとても嫌でしたが、大人になってふと、ブタの愛らしさに気付き、食いしん坊で昼寝好きって私と似ているかも、と親しみを感じるようになりました。
これをきっかけにブタ好きになり、気が付いたらブタの絵を描き、ミニブタを飼うようになっていました」と入間川さん。

ミニブタは近年、ペットとしても人気のようですが、実際に飼ってみたいと思っても情報が少なく、犬や猫のような身近な動物ではないため、その生態はあまり知られていません。
ぶぅたんを散歩していた際も、いろいろな人が質問をしてきました。
『ブタは清潔好きって本当?』『何を食べるの?』『人に懐くの?』『しつけはできるの?』など……。
「皆さん、ブタに興味があっても知る機会がない。だったら飼育記録本を作ろうと」。

ブタは、犬や猫の中間のような性質で、知能は犬並み。
お手やお座りも覚える、しつけもできる動物です。
この本は、知っていそうで知らないミニブタに関する知識と情報はもちろん、入間川さんが描いた可愛いイラストや四コマ漫画、ブタクイズ、写真、面白エピソードが満載。
実際に飼っている人たちの感想も掲載されているので、これからミニブタを飼いたい人や、ブタに興味がある人の参考になる1冊です。

「ペットとして飼うことはちょっと難しい動物ですが、この本を読んで少しでもブタを知ってもらえたら嬉しい」と話す入間川さん。
ブタに対する愛情が伝わり、優しい気持ちになれる本です。
ミニブタぶぅたんとのトントン拍子の9 年間
入間川 由里子(絵・文)
B5版・104ページ/1,980円
アマゾンで発売中。入間川さんのホームページからも購入可能