家の中で過ごすことが多い梅雨の時季を迎え、親子で一緒に「描くことを楽しむ」ことを目的に、絵を描いてみませんか。
相模原市内で、淡彩スケッチ教室や親子向けワークショップを開く、画家の重松深雪さんに話を聞きました。
絵の得手不得手にこだわらず、集中してモチーフと対話する時間を作ることで心が解放され、気分転換ができそうです。

親子で描く!
それぞれのパイナップル★ぱいなっぷる
<用意するもの>
・赤、青、黄、緑、茶色の水彩絵の具
・墨汁
・先を削った割りばし
・画用紙
・新聞紙等敷き物
・絵の具用パレット
・墨汁用容器
・水入れ(ペットボトルの下の部分で代用可)
・筆
・筆拭き用タオル
・モチーフの野菜や果物
まずはよく見て感じて、紙に描いてみよう
植物、野菜や果物と対話することで「いろいろな発見がある生き物の世界との会話をするのに、集中する時間を持つことができるので大切」と重松さん。
「色と遊び形をみつめる」をモットーに、遊びの中から、探して見つけて、考えて描くことを楽しみます。
絵の具の大実験
①赤、青、黄、緑、茶色の5色。
水を加えれば、色が薄くなり、混ぜれば色数が増えます。

②10色、15色、20色と増やして色作りに挑戦していきましょう。
色を見つけよう
①パイナップルの中には、いろいろな色があふれています。

②色をみつけて、色を作りながら、手や筆を使い塗ってみましょう。
大きな紙に色を塗るだけで、楽しい気分に。

“割りばしペン”で遊ぶ
①割りばしの片側を、カッターで鉛筆のように削ります。
もう一方の片側は少しだけ削ります。
②割りばしに墨汁をつけて、いろいろな線を引いてみます。
パイナップルの形を見つめよう
①好きなところから描きはじめ、作品を作り上げます。

②トマトでも、ニンジンでも楽しめます。

指導者の重松さんは、
「描くことは自由で楽しい表現。描くことを通して、生き物として視点をずらす体験にも」
と、親子のワークショップ活動に力を注いでいます。

プロフィル
重松さんは多摩美術大学卒業後、「スケッチのある生活」を提案する大人向け淡彩スケッチ絵画教室アトリエ重松、相模原市内で「色と話す」「色を使う」等のワークショップや「アトリエ重松びじゅつ広場」を主宰。神奈川県内の4カ所の保育園で美術専門講師やカルチャー教室の講師も。
問合せ/042-765-2880