目 次
8月31日は「野菜の日」。
新鮮野菜を食べて、夏の体に元気なエネルギーをチャージしませんか。
“おいしい”野菜づくり、採れたての新鮮野菜を多くの人に届けたいと挑戦している若手“農家さん”や、直売市・野菜たっぷりメニューを提供するお店を紹介。
所沢市|地産地消「採れたて!農産物直売とことこ市」
所沢市で、地元の新鮮な野菜を安価で買える「採れたて!農産物直売とことこ市」が月に2回開かれています。

地産地消の取り組みとしてかつて展開していた「JAいるま野農産物直売所とことこ市」が閉店したことから、市民団体「採れたて!農産物直売とことこ市」実行委員会が結成され、所沢市後援のもと、平成28年から地産地消や所沢野菜をPRする催しとして定期開催されています。

出店しているのは、旧とことこ市への出荷者や新規就農者などの基準を満たした約20の農家など。
新鮮さを感じる土付き野菜や大きさが不ぞろいのものも並んでいます。
新鮮なヘルシー野菜が、1盛100〜200円程度と手頃な農家直販価格で好評です。
8月27日はぶどうのPR販売も
開催は、毎月第2火曜は所沢市役所別館前で、第4火曜は元町コミュニティ広場で午前10時〜午後3時。
次回8月27日は特別に、市内のぶどう狩りができる観光農園11園によるぶどうのPR販売を予定(数量限定、売切れ次第終了)。
詳細は実行委員会所沢市農業振興課へ。
【第2火曜】所沢市役所別館前
住所/埼玉県所沢市並木1丁目
【第4火曜】元町コミュニティ広場
住所/埼玉県所沢市元町27の5
問合せ/実行委員会所沢市農業振興課
電話/04-2998-9158
飯能市|野菜たっぷりメニューが味わえる!
「野菜3倍レストラン」
“野菜摂取量日本一のまち”を目指す飯能市
飯能市では「野菜を3倍食べて、延ばそう健康寿命!」をスローガンに掲げ“野菜摂取量日本一のまち”を目指すため「野菜プロジェクト」を推進。
その一環として平成26年度から、1つのメニューで130g以上の野菜が食べられる店を「野菜3倍レストラン」として認定しています。

国で1日の野菜摂取量を350gとしていることから、1食あたり130g以上の野菜を3食摂ることで“野菜摂取量日本一のまち”を目指すもの。
今年6月現在の登録店は24店。イタリアン、和食、洋食、中華、うどんなど、豊かな飯能の自然に囲まれながら、各店の個性を生かしたバラエティー豊かな野菜たっぷりメニューが楽しめます。

飯能市のホームページに「野菜3倍レストラン」のメニューを紹介。
レストランマップも印刷できます。
問合せ/飯能市産業環境部産業振興課
電話/042-986-5083
坂戸市|土に触れて、野菜を通じてみんなを笑顔に!
「えがおファーム」
「農薬と肥料不使用、固定種などこだわって安心して食べられる野菜づくりをしています」と話すのは脱サラで「えがおファーム」を始めた清岡賢さん。
当時、システムエンジニアだった清岡さんは、体調を崩し薬に頼る日々の中、土に触れている時だけは元気でいられたそう。

週末だけ畑仕事をしたいと、月2回、山梨県まで出向き農業を学んだことから野菜づくりの虜(とりこ)に。
「お客様を笑顔にするのが私のポリシー。
自分で作った野菜を会社で配り、次に会った時に『おいしかったよ』と笑顔で言ってくれた。
そのとき、IT業界以外でも自分のやりたいことができると感じました」と清岡さん。
親族が農家ではないため、常に一から学び努力を続けています。
一般向けに畑仕事体験(収穫体験)も開催し、年間で約300人が体験。

約1時間の畑仕事をして、昼食は、採れたて野菜を使った料理を自然の中で味わいます。
9月中旬〜11月は、サツマイモ収穫体験ができます。
「土に触れるって重要ですね。野菜を通して楽しんでもらいたいし、広い場所で走り回ってもらいたい」と清岡さん。
畑仕事体験(昼食と持ち帰りの野菜付き)は、大人4,900円、中高生3,900円、小学生2,500円、3歳以上1,500円。
また、今年4月から家庭菜園のサポート役なども行っています。
えがおファームの野菜はホームページ「えがおファーム」から注文できます。
問い合わせは、同ファームの清岡さんへ。
えがおファーム
住所/埼玉県坂戸市長岡61の3
電話/090-9174-7054(清岡さん)
川越市|採れたて野菜の“おいしさ”を伝えたい!
「小野農園」
「お客様と会話ができて、直接『おいしかったよ』との言葉をいただいて励みになっています」と話すのは野菜の移動販売を行う小野農園5代目の小野卓哉さん。

卓哉さんが農業を始めたのは4年前。
元々は家業を継ぐ気はなく、サラリーマンを経験する中で、農家の仕事に魅力を感じるようになったと言います。
180年余り続く小野農園では、年間約40種類もの野菜を栽培。
うま味と甘みを感じる野菜作りには、土づくりも大切で、有機物を多く取り入れているそうです。
農業を始めて1年経った頃から、採れたての新鮮野菜をもっと多くの人に食べてほしい、生産者しか分からない野菜の特徴や味、料理の仕方などを伝えたいという思いが強くなり移動販売をスタート。

今では、毎週火曜午後3 時半から、川越市連雀町の蓮馨寺そばに、木曜午後4時から、川越八幡宮の八幡通り側入り口に出店しています(変更あり)。
直売所には、つやつやでピーンとした野菜が並び、来店客の質問に丁寧に答えている姿が印象的です。
これからの時期は葉ショウガや夏ゴボウ(サラダゴボウ)も登場します。
「野菜を作るだけでなく、直接お客様と関われる、広く知ってもらえる農家になりたい」。
詳細はインスタグラムで。問い合わせは、同農園の小野卓哉さんへ。